DonKusak合唱団5年間の歩み

(文責/庶務担当・松崎一夫)

1992年度・活動開始

1月26日
午後3時から、発足に向けた第1回会合を早稲田奉仕園にて開催。
3月28日
20数名が参加し、結団式(要するに宴会)を挙行。幹事長(中村正次郎)その他の役員を選出。配布された基本構想文書には、「合唱経験者である社会人に高いレベルで歌える機会を提供する」「合唱を通じて社会人に充実した余暇と人脈作りの場を提供する」と記されていた。
4月25日
第1回練習。25名が参加し、清水脩作曲『月光とピエロ』全5曲を練習。会場は、代々木オリンピックセンターの7号館415号室(その後解体されて、現存せず)であった。
5月
団内紙『DonKusak-NEWS』創刊、当時は不定期刊行。初代編集長はTop中村正次郎。
7月4日
記念すべき初ステージ、東京都合唱祭に35名で参加。『Time after Time』『Ride the Chariot』の2曲を田中宏、鎌田浩二が指揮。「奥深い男声合唱の響き」「Very Fashionable!」と評される。
7月18日
音楽監督団制度を導入し、Second田中宏、Baritone杉原佐登司が就任。
8月29日
夏期強化合宿(~30日)を富士五湖の西湖畔「リゾートくわるび」で行う。
9月27日
合唱コンクール東京都大会に33名で出場。一般の部Bで13団体中10位。「最も印象に残った団体」に授与される審査員特別賞を受賞。ピアニストの西川秀人氏が、初代名誉団員に就任した。
10月24日
結団当初、単独演奏会は2〜3年目以降開催の予定であったが、勢いを大切にしようということで、1年目での開催を決定。第1回自前音楽会に向けた推進委員会が発足、急遽ホール探しに奔走。
1月30日
当時絶滅の危機に瀕していたSecond Tenorの雰囲気向上を目論み、Lead Tenorに呼称を変更。
2月6日
冬期強化合宿(〜7日)、代々木オリンピックセンターにて。
2月21日
初代会長に松井修平就任。
3月6日
第1回自前音楽会を目黒区中小企業センターにて開催。西川名誉団員含め45名が参加。Top中村哲郎幹事等の奮闘により、少ない準備期間ながらも大成功。なお、パンフレットの表紙を砂川美於名誉団員のイラストが飾り、その後も音楽会の目玉の一つとしてファンに親しまれている。

1993年度・成長期

4月10日
第1回花見大会、於北区飛鳥山公園。夜には、先の自前音楽会ビデオの鑑賞会も開かれた。
5月24日
正式名称を「DonKusak合唱団」とする。従来は「ドンクサッケン合唱団」「合唱団DONKUSAK」「DONKUSAK合唱団」等、まちまちであった。なお団名は「どんくさい我々が、世界的に有名なドンコサック合唱団のような雄大な合唱をするのだ!」という松井会長の思い付きに由来する。
5月29日
Bass永島健一が新たに音楽監督に就任。
6月15日
団内紙『DonKusak-NEWS』の編集長がBass松田仁に引き継がれ、以後月刊となる。
7月3日
東京都合唱祭参加。「音楽が動き、なおかつ下品ではない、いいスウイング感」で31名がオンステ。
9月18日
第1回代々木オリンピックセンター合唱祭に参加。ちなみに、この時の団体紹介には、「歌いたいから歌う、最小限の練習で最大限の演奏、をモットーに活動中」と記されている。オンステ21名。
9月26日
合唱コンクール東京都大会に出場。43名オンステ。一般の部Bで14団体中3位となり金賞を受賞。審査員からは「何より自由なムードがいい」「せっかくのいい合唱団を自己満足で終わらせないで」「吠えないでネ」等の講評が寄せられた。
10月、11月
団内紙『DonKusak-NEWS』において、2大連載、西川名誉団員「私の履歴書」ならびにドクターHの「人生山あり、谷あり」が始まり、団内では大いに好評を博す。
12月23日
第1回DonKusakクリスマス開催。高田馬場オールド・スパゲッティ・ファクトリにて。
2月5日
冬期強化合宿(〜6日)、於代々木オリンピックセンター。
2月14日
東京都合唱連盟の理事選挙にて、DonKusakに支持票が入り、危うく理事になるところであった。ちなみにDonKusak団内では、この日理事選挙があることを知る者は皆無であった。
2月26日
第2回自前音楽会。勤労福祉会館ホールにて開催し、入場者数は325名。反響板の無いホールで悪戦苦闘しつつ、「DonKusakのテーマ・銅鑼付き」を初演する。43名がオンステ。

1994年度・充実期

4月9日
第2回花見大会、於新宿中央公園。桜が散り去り、寒風吹きすさぶ中で、おでんを食しながらの酒宴。
6月5日
DonKusak関西支部所属(当時)のTop小貫岩夫が「第13回飯塚新人音楽コンクール声楽部門」で大賞を受賞し、「調子はよかったのですが、まさか大賞とは」と語った。
6月18日
第1回「寿司の一徹」大会開催。以後も同大会開催の度に、団員は舌鼓を打っている。
7月2日
東京都合唱祭に参加、28名オンステ。講評の鈴木成夫氏は、「飲み屋で他の客の迷惑になるのはやめましょう」と意味深な発言。なおこの日の総会で、 Baritone津久井竜一が第2代幹事長に就任。
9月3日
夏期強化合宿(〜4日)、代々木オリンピックセンターにて。
9月11日
Baritone谷口伸が「第4回JSG国際歌曲コンクール」で2位を獲得。なお、この頃Bass西山晴彦の尽力により、電子メール上での「DonKusakメーリングリスト」開設。
10月2日
合唱コンクール東京都大会に出場。一般の部Bで9団体中3位となり銀賞を獲得。DonKusak史上唯一度だけの「暗譜」「着タイ」で、39名がオンステ。審査員の荻久保和明氏は、「これからピアニストの西川君を使う時は、必ずボクを通してくれ」と審査とは無関係の講評を寄せた。
10月13日
来日していた、あの「ドン・コサック合唱団」東京公演を表敬訪問。東京文化会館にて。
10月16日
第2回代々木オリンピックセンター合唱祭。21名が参加して、合唱祭を大いに盛り上げるも、同企画はこの年限りで、早くも幕を閉じた。
12月23日
第2回DonKusakクリスマス開催。有楽町ZAZAにて。
2月18日
冬期強化合宿(〜19日)、代々木オリンピックセンターにて。
3月18日
第3回自前音楽会。31名オンステで、練馬文化会館小ホールにて開催。『縄文ラプソディ』『落語と男声合唱による花筏』『魅惑のAfro-World』等の意欲的プログラムを組んだ。4月に入ってからの総会では、「自前音楽会に対する意識が低下している。本来、発表の場として一番重要視しなければならない演奏会である」との意見が出るなど、見直しが検討された。

1995年度・展開期

4月8日
第3回花見大会、於新宿中央公園。寒さにも負けず、いつも通りの秘技『洗濯屋』が披露された。
6月21日
Lead水野博文がイメージコンセプトを担当したCD「北海道はどこにある?」がエピックソニーより発売。
6月24日
Baritone佐土原陽二図案のDonKusakバインダーを新規作成し、一部1,000円で頒布開始。
7月1日
東京都合唱祭、26名参加。「日本を代表するプロの男声合唱団ですね」との勘違い講評あり。
7月
Top錦織功政のイギリス留学により、初の海外支部誕生(現在はシカゴ支部もある)。
8月5日
第1回納涼バーベキュー&花火大会開催。ただし、これ以降は行われていない。
8月27日
第1回渋谷BEAM「Summer Chorus Concert」に、22名で出演。
9月2日
夏期強化合宿(〜3日)、代々木オリンピックセンターにて。
10月1日
合唱コンクール東京都大会に出場。一般の部Bに36名でオンステし、「さりげないこまやかな表情が立派」と評され、6団体中2位で、金賞ならびに東京都知事賞を受賞、全国大会出場を決める。
11月19日
高松市で開かれた合唱コンクール全国大会に出場。40名オンス テで臨み、都大会から14名が入れ替わるも、一般の部Bで3位となり、金賞ならびに日本放送協会賞を受賞。「関屋晋審査員のお気に入り」と噂された。
12月23日
第3回DonKusakクリスマス。前年に引き続き、有楽町ZAZAにて開催。50名以上が参加し、「行事だけでなく、練習にも参加して下さい」との声が出る程の盛況であった。
2月3日
冬期強化合宿(〜4日)、代々木オリンピックセンターにて。
2月10日
NHKラジオ「みんなのコーラス」に出演し、33名で『ことばあそびうたII』を演奏。団体紹介の際、「早稲田・慶應・同志社・関西学院の四大学OBによる合唱団」との事実誤認が全国放送される。
2月
東京都合唱連盟理事選挙において、知らぬまに理事に当選するも、受諾表明をせずに自然消滅。
3月9日
第4回自前音楽会開催、於曳船文化センター。オンステ44名。総会にて、 1996年度自前音楽会の年2回開催、自前音楽会プロデューサー制度の導入、音楽監督団制度の廃止が決まる。

1996年度~

4月6日
第4回花見大会、於新宿西口中央公園。
6月30日
東京都合唱祭に38名で参加。「お兄さんやお父さんが合唱をするのって素敵」「若さの可能性を暗示させる」と評される。また、5年連続参加で表彰を受けて、賞品のピッチパイプをもらう。
8月24日
第2回渋谷BEAM「Summer Chorus Concert」に出演。オンステ28名。
9月7日
夏期強化合宿(〜8日)、代々木オリンピックセンターにて。
10月6日
合唱コンクール東京都大会。一般の部Bに43名で出場し、9団体中7位。「練習不足が見事に露見している団体があり、非常に残念」「期待してたのに、残念」との声が会場で聞かれた。
10月20日
第5回自前音楽会開催、於杉並区立杉並公会堂。

<以下、予定>

12月8日
福島県郡山市で開催される第2回「水と緑の音楽祭」に招待出演。
3月22日
第6回自前音楽会開催、於中央区立中央会館。


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