LET'S GROOVE ~EARTH, WIND & FIRE ~ 木曜日のとんねるずを見ていると、最近「ソウルとんねるず」のコーナーが復活して、私のような30歳前後の人間には懐かしいやら、うれしいやら、はずかしいやらで……。この曲も当時のディスコブームに乗って、ヒットしました。イントロのボコーダーが印象的な曲です。
SING A SIMPLE SONG ~SLY & THE FAMILY STONE~ FAMILY STONEというくらいですから、現曲は女の人の声あり、男の人の声あり、とにかくにぎやかな曲なのですが、残念ながら我々は全員戸籍上「男」なので、編曲には苦労しました。"SIMPLE SONG"なのに……。1曲目が"LETS' GROOVE"ならば、この曲は"LET'S FUNKY"といったところでしょうか。大切なのはSIMPLEな歌をうたうことです。
SOMETIME I FEEL LIKE A MOTHERLESS CHILD (NIGRO SPIRITUAL)
Sometimes I feel like a motherless child,
Alogn ways from home.
Sometimes I feel like I'd never been born,
Along ways from home.
Sometimes I feel like I'm almost gone,
Along ways from home.
訳詩を書くのは野暮でしょう。Fenno Heath版でお楽しみください。
EV'RY TIME I FEEL THE SPIRIT (NIGRO SPIRITUAL) 3曲目、4曲目とも"NIGRO SPIRITUAL"と呼ばれるもので、日本語では「黒人霊歌」と訳されています。アフリカ大陸から奴隷としてアメリカにつれてこられたAfroたち。彼らの想像を絶する苦しみや悲しみがやがてキリスト教会音楽と出合い、彼らの持つ独特のリズム感と融け合い、これらの曲は生まれました。その根底をなす思想は「早く死んで天国に行って、神の下で暮らそう」というものです。ですから、明るい曲調のものでもそれは決して単純に喜びの歌というわけではないのです。いわば黒人のための賛美歌ともいえるでしょう。(佐土原陽二)