DK練習日記

9月18日(代々木八幡)

参加者(おそれおおくも敬称略)
トップ  中村哲郎、早武、須藤、森山
リード  松島
バリトン 宍戸、原、庄子、橋爪
ベース  山崎、佐藤、永島、現銀谷

練習内容  月下の一群(?T)の全曲

リードが一人ということで、早武氏が暫定でリードを歌った。助かった。 この日は、トップの音が解き放たれたアドバルーンのようにどんどん上昇 していった。かなり驚いた。テノール系は筋肉トレーニングをして、音が 上昇していたかにようにする必要があるようだ。

練習の主題は「言葉をハッキリと発音する、日本語の言葉として伝わるよ うに歌う、曲や詩の持つ世界観を考えて発声する」という点に置かれた、 と思う。

1番は、トップしか言葉の旋律を歌うことが許されていないので、トップ の方々に奮闘してもらうしかないようです。他は、トップの旋律を引き立 てることが出来れば十分か?

2番は、発声がやや重苦しいためか、輪踊りの雰囲気には遠かったようだ。 喉仏を下げてのどを十分開けていてば、やや解放した感じの発声で十分と のこと。

3番では、中盤の怒りの感情や、終盤のイヤらしく歌う部分で、各人イメー ジが出来ていないようだ。ここの部分は、取り敢えず自分らの思うところ を勝手に想像して、それをぶつけてみて欲しいとのこと。やり過ぎであれ ば指揮者(山崎氏)の修正が入るだけだから、適当にやってみて欲しいと のこと。それと、この曲は相当言葉の扱いを工夫しないと、言葉が滑って 伝わらないようだ。

4番では、トップの音の上昇をきっかけに全体の音が上昇していったため、 普段は聞けない不思議な和音がなった。この瞬間、アリオンコールの団員 の気分を体感できた。自分には向いていない感覚だと思った。 リードはパートソロをしっかり歌えるようにするように善処する。 この曲は、はじめの部分で「海」の表現が出来なければ終わりらしい。ど の曲でも、はじめは肝心だと思うけど、この曲は特に重要らしい。それと、 盛り上がった後の残り3ページの部分(燃え尽きて気が抜けている部分) で、入りが遅れる傾向が激しかった。これでは、35km地点から遅れだした マラソンランナーのような物悲しさがあるので、最後まで歌いきれる工夫 が必要だ。

5番でも、トップの音の上昇が激しかった。他のパートが淡々と歌って秋 のもの悲しさを出せればいいだけなのに対して、トップは高音張りまくり のエラく大変な曲になっていて、大変だなあと思うのですが、それが役割 なので、上手く処理してくれることを期待しています。

歌詞をもう一度読み返して、世界観を理解する必要があるようです。そう すると、歌い方が変わるかもしれない。

次回は10月2日(土)18:00-21:00に秋葉原の昌平童夢館集会室で行います。 内容は月下の一群です。

以上です。

松島