羽田に集合するも、集合時間の10分を過ぎても2人現れず。 アナウンスしてもらった直後に巨体を揺すってH氏現れる。 さらに20分後、小走りにA氏現れる。この先が思いやられる。
高松に乗り込む。 高松空港から「各自」タクシーで練習会場へと向かう。 タクシーの運ちゃんに練習会場の名前を告げればいってくれるはずであった。 オリエンテーリングか。 それにしても運転が非常に荒い。
空港から約30分で市内に到着。 練習が始まるまで時間があるのでとりあえずワカメうどんと 店をかえて、かけうどんを食す。なかなかコシがあってよろしい。 しかも二軒目の店は、一玉120円の超格安であった。
問題の練習会場は、全く響かず、喉を潰しかける者多数。 夕食(かまあげうどん)後、仕方なくアルコールで消毒する。 「鯛すき&うどんコース」〜「寿司食いまくり& 地酒のみまくりコース」へと乱チキ騒ぎが繰り広げ られたことだけ、ここに記録しておく。
昨日の宴会の酒が抜けないまま、朝9時から高松市内某所で発声練習。 そこにはピアノがなく、選択曲(無伴奏)の練習をする。 スキンヘッドのH氏(昨日遅刻したH氏とは別人) は朝から暴れている。二日酔いかと思いきや、昨日の続きらしい。 高松に来る機会を得たのも、この練習会場を使えるのも、すべて 栗友会が参加を辞退したおかげ。栗友会のみなさまに感謝。
本日の第2練習会場である高松市立図書館まで歩く。 歩いていける距離らしい。 歩く。。。。。30分も歩いた。
図書館の視聴覚室で練習する。 だんだん気合いが入ってきた。自由曲2曲目「さる」で 走らないことを確認する。 ここで、舞台用の衣装である浦和REDSのユニフォーム に着替える埼玉県出身のN。 ホーム用のかなり派手な赤とビジター用の結構地味な青を用意していたが、 ここではホーム用を選択。 練習終了直前にサポーターの女性2人到着。 それぞれ土曜日に歌った人と譜めくりをした人らしい。
図書館前からバスで高松駅前まで移動。乗り遅れる者、 タクシーで移動する者など、ここでもオリエンテーリング。 1989年の夏に高松に演奏旅行できたことがあるはずだが、全く覚えていない。 当時は高松市民会館で演奏会を開いたらしい。
高松県民ホールは高松城跡のすぐ脇にある。 高松城跡は高松駅正面の道の反対側である。 演奏前に弁当が食えないかもという噂を信じ、 AJCLが用意してくれたうどんテントにてきつねうどんを食す。 ノーコメントにしておこう。市内より割高であったことは記しておく。
その直後、披雲閣(高松城跡の中の松平氏のお屋敷)にて弁当を食す。 この中にもうどんが入っていてびっくり。 ここ披雲閣は畳敷きで、日も適当に入ってきて昼寝には最適。 団員全員、昼寝する。非常に気持ちいい。 集合時間になるので披雲閣を一時去るが、このとき役員のみなさまが 「おつかれさまでした」と挨拶してくれる。 たしか俺たちこれから歌うんだよね?
着替えのために再び披雲閣につれていってもらう。
舞台用の礼服に着替えるのピアニストのN氏。
舞台用のバカボンTシャツに着替えるベースのM。
あとの団員は、朝からステージ衣装を着ている (というより、普段着でステージに乗るのだ)。 また役員のみなさまは「お疲れさまでした」と送ってくれた。 俺たち今から歌うんだよね?
いよいよ直前練習という段階になって、指揮者のTは、 「演奏後の新聞取材に答えるのに、なにか気の利いたコメントなどないかな?」 と先導してくれた女子高生に聞いている。 この子は京番茶のCMに出てくる女子高生に似ていた。 直前練習では再び「さる」で走らないことを確認する。
ステージには先頭で出ていく。 立ち位置はベース最前列上手寄り。しかも張り出しだから結構緊張する。 選択曲が始まり、ちゃんと響きが返ってくる。 なんかとっても歌いやすいホールだ。
自由曲一曲目「たそがれ」が終わった直後、間髪入れずに 指揮者のTが振り始める。が、ピアニストの譜面がまだ用意されていない! 気を取り直して再び「さる」を踊り始める。 前奏までは全く問題はないが、案の定、歌が入ったとたんに 走り始める。みんなちゃんとついてこれるのかな?
いや終わった終わった。楽しい演奏旅行であった。 こんな演奏で上位に入賞させようものなら、この合唱団は また増長するぞ。 しかも、東京都大会から全国大会にかけて団員の1/3が入れ替わっているし、 ほとんど譜持ちで乗ってるし(ちなみに俺は暗譜したぞ)。
この間あまり記憶していない。気を失っていたらしい。 よくわからないうちに高松空港に到着し、 再びA氏が遅れてきたことだけ覚えている。 このころ、高松県民ホールでは 審査発表をしている頃であろう。
羽田到着。会長M氏が自宅に電話し、 「金賞3位、日本放送協会賞受賞」という情報を得る。 絶対信じられない。 ピアニストのN氏のコメントが秀逸。
「審査員はどこを聴いているんだろうねぇ。マッタク、うふふふふ...」